Live challenges
作物を鳥害から守るためのアイデアを求めています。
"生産者の皆さまにとって鳥による種子の食害や作物への被害は長い間完全に解決されていない課題です。従来から威嚇などによる対策はありますが、鳥はすぐに慣れてしまいます。私たちは特に水稲直播栽培における生産者の皆さまの安定した生産に貢献するために、鳥害を解決するソリューションを求めております。水稲に限らず、その他の作物にも展開できるものであれば更に理想的なソリューションとなることを期待しています。"
シンジェンタジャパン(株), 研究開発本部長 岡山 雄太
背景
シンジェンタは日本における水稲や欧州におけるとうもろこし等を鳥類(カモ、スズメ、ハト等)による被害から防ぎ、播種から収穫まで鳥害から守れるようなソリューションを求めています。
鳥害は生産者を長年悩ませてきた課題であり、苗立ち率や深刻な作物の収量の減少をもたらすことがあります。従来からある威嚇による対策や物理的な障害物を設置する方法等は一定の効果はありますが、コスト効率がよく環境影響の少ない長期間持続するソリューションと呼べるには至っておりません。
日本の稲作においては直播栽培が広がりを見せています。直播栽培は水稲栽培における効率性を大きく高めることで生産者に求められる労働や環境への影響を軽減します。また直播栽培は育苗を省くことにより二酸化炭素排出も削減でき、持続可能な農業にも貢献します。このように、特に直播栽培においては種子やその発芽を守ることがその後の健全な稲の生育をサポートすると共に非常に重要です。
シンジェンタは野生生物(鳥や他の生物種も含む)に長期的な影響を一切与えることのない鳥害から作物を守るソリューションを求めており、化学的・物理的な技術など、様々なタイプのソリューションの可能性を探求したいと考えています。
Challenge details:
Closing date:
2024年5月31日
私たちが求めているもの
- 鳥害による作物の収量低下を抑える
- 種子や作物にとって安全である
- 鳥害による種子の苗立ちの低下を抑える
- 生活環境動植物(鳥類を含む)に長期的な悪影響を及ぼさない
- 地域や栽培方法の違いを問わず、水田において容易に取り入れられる
- 効率的に効果を測ることができる可能性をもつ
- 日本の水稲生産者が直面する課題を解決する
- 様々な種類の鳥や異なる行動パターンにも幅広く効果を示す
- 播種時から収穫時まで、作物の生育期間を広くカバーする
- 鳥がすぐに学習して慣れることがなく、効果が持続する
- 欧州の穀類やとうもろこし生産者が直面する課題にも対応できる
私たちが提供できるもの
私たちの抱える課題を一緒に解決しませんか
私たちは皆、様々な分野においてイノベーションを生み出す科学、エンジニアリング、技術、規制やデータ科学に精通したスペシャリスト達です。